新月が過ぎ、宿曜占星術では今年最後の凌犯期間をともなって「氐宿月」が始まりました。
「氐宿（ていしゅく）」は、活動の風のエレメントである「瓶宮（ていきゅう）」と、不動の水のエレメントである「蠍宮（かつきゅう）」に３：１で足を置く宿。
「七科分宿（しちかぶんしゅく）」と呼ばれる、９つのソウルメイトグループとは別の分類法でグループ分けした際には、「剛柔宿（ごうじゅうしゅく）」と呼ばれる、荒々しく男性的で強い面と、女性的で柔和な面を併せ持つ二面性のある宿として定義されます。
（ちなみに、「剛柔宿」に分類されるのは、２７宿中「昴宿」と「氐宿」だけです。）
今月は、基本的には秤宮（＝天秤座）の気質が強くなるので、全員共通で社会運が活発になり、おしゃれをして人との交流を楽しむと運気が底上げされる月。
ただし、日常の中に何かひとつ、すべてを忘れて没頭できることを持つことで、それがきっかけで人生が大きく広がっていくような体験ができるかもしれません。
氐宿が１足だけ足をおく蠍宮（＝蠍座）は、集中力と専門性にかけては他の追随を許さない底力を持っています。
それはともすれば、特定の相手への強い執着心であったり、自分の心が満たされないことへの不満を外に募らせてしまう依存傾向として現れますが、持ち前の「没頭できる才能」を上手に生かせば、専門性を極めて意識レベルも非常に高くなります。
「軽やかで楽しい日常に、ほんの少し、何かに没頭する時間というスパイスを入れる」
これが、宿曜占星術的に読み解く今月のテーマになりそうですね。
今年はこの氐宿月もほとんどが凌犯期間中（～10/27）ですので、リスクの大きい挑戦や多額のお金を動かすことについては、慎重になりましょう。
さて、本日の月は、天秤座の最終地点。
双子座の木星と120度の調和。
山羊座の冥王星とは90度の緊張です。
昨日「日蝕」を伴う新月を迎えたことで、エネルギーはまた確実に変化しています。
天体配置で見る限りは、むしろ昨日よりも今日のほうが、スタートを切ったり現実的な変化を起こすのには良さそうな星周り。
今日は、気乗りする場所には積極的にでかけて、人との交流を楽しんでみましょう。
たくさんの人が集まる場所には新たな出会いが、知り合った人との会話からはちょうど欲しいと思っていた情報が舞い込んでくるかもしれません。
実際の目に見える変化はそれほど大きくはないかもしれませんが、今日出会った人や情報がのちに生きて、人生をステップアップさせる良い足掛かりになってくれる可能性大です。
どこに行こうかな…
誰と会おうかな…
迷ったときは、直感で。(笑)
新月の際にご説明した、金星・土星・火星による水のグランドトラインは、今月中も中期的に続いていくアスペクト。
感情の波が普段より大きくなるので、直感や心の動きに敏感になることも大切です。
自分がいて心地よい場所で、話すと良い刺激を受けられる相手と過ごす時間を、なるべく増やしていきましょう。
繰り返しになりますが、大きな変更をともなう重大な決断は、今の時期自分一人で行わないほうが無難。気楽に相談できる相手を大切にして、たくさん意見交換しながらひとつひとつ進めていってください。
「気軽に相談できる人がちょっといなくて…」という方は、ぜひお気軽にお声かけくださいね。
それでは、今日も良い一日になりますように。
占術家・スピリチュアルガイド
青山零（Rei aoyama)
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占術家・スピリチュアルガイド 青山零（Rei aoyama)
《一般社団法人占いクリエイター協会認定》
宿曜占星術師範・トートタロット師範
《一般社団法人日本占道協会認定》
四柱推命講師
九星気学占術士
ホロスコープマスター