夏越の大祓い 参宿の月×心宿の日
心宿の日は、不動の水である蠍宮に４足とも入る日。西洋占星術12サインとの対応は、蠍座です。
今日は今年前半戦を締めくくる日、神道では「夏越の大祓い」という行事を行い、半年間の穢れを清めます。
心宿の水は、まるで深海の底のような、光も風も一切を受け付けない場所にじっと動かずにいる水。それは人間の心の奥底に眠っている感情と直結しています。
今日は、思い切ってその「動かぬ感情」を動かし、要らないものはしっかりと流しきって、魂レベルの浄化を図りたい日。
どんなに醜い感情であっても、マイナス思考であっても、まずは自身の中に「ある」という事実を認めて、受け入れましょう。
そしてその中で自分にとって不要なものは、きっちりと手放す覚悟を持ってください。
深層心理の中に眠る感情と向き合うためには、「スクライング」がおすすめ。以前から何度かご紹介していますが、ある一つの対象物を集中して見つめることで、自分の意識を変性意識の近くまでもっていく、目をあけた状態での瞑想です。
今日は水のエネルギーで満ちているので、見つめる対象物は水に関するものが良いでしょう。
外に出られる人は、川や池など自然界の水の動きをじっと見つめるもよし。出かける時間がなければ、生花や水差しの水などを見つめるのも良いでしょう。
そして蠍宮がつかさどるのは、夜の世界。
仕事が終わったあとに、夜の水辺に足を運んで、漆黒の闇の中にある水のエネルギーを感じるのも、自身の軸を本来の位置に戻すのにとても有効なワークです。
ワークを通して不要な感情が浮き上がってきたら、
「私は◯◯の感情を手放します。なぜなら私にとってそれは必要のないものだからです。」
と言いながら、意識的に天にオーダーしましょう。
自分のハイヤーセルフに向かって宣言することで、その宣言（＝思考）が現実となり、自らを闇の水底へと引きずりおろそうとしていた感情と決別することができるでしょう。
今日の夏越の大祓いは、宇宙のエネルギー的にも、「ファイナルジャッジ」の気質を多く含んでいます。
あなたの人生において、小さなことから大きなことまで、なにか「ジャッジ」するようなシチュエーションになっているなら、それは今日がリミット。
手放すべきものはちゃんと手放して、風の時代にとけこめる軽さと柔軟さを手に入れた自分になって、明日の後半戦へと踏み出しましょう。
2023.6.30
夏越の大祓い 参宿の月×心宿の日
蠍宮（不動の水）４足
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