畢宿の月×軫宿の日
軫宿の日は、柔軟の大地である女宮に4足とも入る日。
今月畢宿月も大地100パーセントのエネルギーなので、今日は思い切り大地に根差している日です。
大地のエネルギーの代表例といえば、お金に関することですが、今日はお金の「稼ぎ方」ではなく、「使い方」に着目してみましょう。
皆さん、お金の「使い上手」ですか??
そもそも、得たお金の行き先は、「蓄財」と「回転財」の二つがあります。
「蓄財」はその名の通り、あなたの預金口座に入ったり、モノとしてあなたが所有し続けている状態。一方で「回転財」は、入ってきたものを何らかのかたちで使い、社会に還元していくお金です。
まず第一に、お金を得たとき、それを「蓄財」とするか「回転財」とするか。そのバランスを意識することが重要です。特に日本人は得てして、貯金することに美徳を感じがちですが、得た財をすべて蓄財にまわそうと意気込むのは、こと風の時代にあってはNG行為。
お金は、それ自体がエネルギーであるため、つねに一定量が「循環」している必要があるのです。一言でいえば、蓄財だけに意識が向き、貯金額が増えれば嬉しい、減れば不安に思う、という思考パターンを続けていると、徐々に入ってくるものにブレーキがかかります。
ある程度出すからこそ、次が入ってくる。
その考え方は、ぜひ肝に銘じておきたいものです。
次に着目すべきは、「回転財」の使い道。お金の出て行き方には、次の3つがあります。
・自分が生きていくうえで必要不可欠なものを買うための「消費」(食料品や衣料品)
・必要のない、いわゆる無駄な出費である「浪費」(衝動買いや、人につられて買ったもの)
・自分の財産や、自分自身の成長のためにつかう「投資」(勉強のためのお金もここ)
お金の使い道においても、上の3つのバランスが非常に重要です。娯楽やレジャーにかかる費用、大切な人とすごす時間にかかるお金は「投資」と考えてOK。そして時に、すでに持っているとわかっていても、つい最新モデルを買ってしまうなど、ある程度の「浪費」も心の栄養として必要ですね。
しかし、あまりに「浪費」が多くなってしまうと、「蓄財」に回す分がなくなるだけでなく、最悪の場合、支出≧収入、という最悪のループに入り込んでしまう危険性も。
今日一日だけでも、財布からお金やカードを出すときに「これは消費?浪費?投資?」といったん考えてからお金を支払うようにしましょう。
これを常に考えながら買い物する癖をつけられれば、賢いお金の使い方が身に付きますよ。
今日は「人間界」という地に足をつけて、自分のお金の使い方を見直し&分析。お金使いの達人を目指してください。
2023.5.29
畢宿の月×軫宿の日
女宮(柔軟の地)4足