2024.4.9 月は、牡羊座で新月に。
今回は、皆既日食を伴う特別な新月。物事の始まりをつかさどる牡羊座で起こるこの日の新月に決めたこと、行動を起こしたことの効力は、およそ半年後まで続きます。
宿曜暦では、この日をさかいに奎宿月から胃宿の月へ。
胃宿が4足の足を置く「羊宮」(ようきゅう)のキーフレーズは、
I am… 私は
です。
今回の新月は、1年のうちで最も自主性と開始のエネルギーが強まるので、
私はどうしたい?
私はどうありたい?
ということを、自身の中でしっかりと確立しましょう。
そして、決めたことに向かって、どんな小さな一歩でも何か行動を起こす。
このときの微々たる一歩が、半年後、1年後のあなたの姿を大きく左右しますよ、という宇宙からのメッセージを、しっかりと受け取ってください。
ただし今回、重なり合う太陽と月の真向かいに、「黒い月」と呼ばれる天文要素が出現しており、これがやや足を引っ張る天体配置が起こっています。
牡羊座の真向かいに当たるのは、天秤座。
この配置を具体的に読むと、自分のやりたいことに向かって邁進する情熱を、人間関係のしがらみが邪魔するという構図が浮かび上がります。
まさに、
「私はこうしたい!」
「いや、それは困ります」
の押し問答が、どの方にも共通で起こりやすい状態をあらわしています。
こんなときは、牡羊座の戦々恐々とした気質を少し封印。
言葉遣いや行動に気を配り、協調性と共感力を大切に、相手の立場や気持ちをおもんばかった振る舞いを心がけましょう。
言葉一つで、相手の受け取り方も大きく変わります。
これは自分の気持ちを無理に抑えたり、自分ばかり我慢することとは違います。
まずは、相手の話をよく聞く。(傾聴)
そして、そうだよね、と歩み寄る(共感)
それによって、相手との(信頼)関係が築かれます。
これは、宿曜道の教えにも通ずる、良質なコミュニケーションの3ステッププロセス。
そのうえで、
私はこのように思う。
私はこんなことをしたい。
と、自身の気持ちを素直に伝える。
飾り気のないフレッシュなエネルギーは、牡羊座の真骨頂でもあるのです。
「I am…」
の先に続く力強い言霊を、あなた自身の中から導き出してくださいね。
たくさんの方に、多くの月の導きが訪れますように。
占術家 青山零(Rei aoyama)
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占術家 青山零(Rei aoyama)
《一般社団法人占いクリエイター協会認定》
宿曜占星術師範・トートタロット師範
《一般社団法人日本占道協会認定》
四柱推命講師
九星気学占術士
ホロスコープマスター