凌犯期間 畢宿の月×婁宿の日
婁宿の日は、活動の火である羊宮に4足とも入る日。昨日とは打って変わって、火のエネルギーに支配される日です。
火のエネルギーワークといえば、ごく簡単にできるのは陽の光をあびること。
けれど、全国的に梅雨らしい天候で、思いっきり太陽のもとで活動するのは難しそうですね。
そんな時は、もっとダイレクトに、火を感じるワークをしてみましょう。
アロマキャンドルやろうそくに火をつけて、揺らめく炎をじっと見つめる。これが、火のエネルギーワークです。
目を開けた状態で行う瞑想法のひとつに、「スクライング」という技法があります。
これは、なにか一つのものを無心でじっと見つめることで、脳が深い集中状態となり、実際に見つめている物体とは別のもの、いわゆる「幻視」を得る技法です。
よく、占い師が水晶玉を見つめて何やら啓示を受けている姿が、「占い」の典型的な絵として面白おかしく描かれていますが、あの姿もあながち、完全なパフォーマンスというわけではないのです。
ただし、見つめる対象物は水晶でなくてよく、その対象をゆらめく火にしたのが、炎のスクライングです。
火は、あらためてじっくりと見つめてみると非常に面白いもの。
自然の風などに左右されない屋内の同じ場所で炎をつけても、その揺らめき方は日によってまったく異なります。
静かに灯された火がほとんど動かない日もあれば、やたらと揺らめく日、妙に黒い煙がモクモクと立ちのぼる日…など、まさにその一瞬一瞬の「気の流れ」を視覚化しているようです。
そんな刻々と変化する炎をただじっと見つめていると、ふとした瞬間に、はっと気づきが訪れたり、無意識のうちに自分の心を支配していた感情が表面化することも。
「幻視」が見えなくとも、日常生活を送っていただけでは気づけなかった、自分の「本心」に触れることができるでしょう。
間もなく訪れる新月を前に、感情もデトックスの時期を迎えています。いらない感情を手放すにはまず、自分自身の中にある不要な感情に気づき、それを認めることが大切です。
静かな空間の中で揺らめく炎と対峙しながら、自己との対話を楽しんでみてください。
2023.6.13
凌犯期間 畢宿の月×婁宿の日
羊宮(活動の火)4足
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