8/5 壁宿の日 海王星のカード
~すべてが閉ざされた状態でできること。動かぬ現実を動かすのは、私たちの思考と想像~
壁宿は、柔軟の水である魚宮に4足とも属し、西洋占星術12サインとの対応は、魚座です。
魚宮のルーラー(支配星)は、海王星♆。
今日は、トート・タロットにおける海王星のカードをご紹介します。
【アテュ】 ⅩⅡ The Hanged man 吊られた男
海王星は、「混沌」や「忘却」、「幻想」を司る惑星です。
境界線を消し去る働きがあり、大きな夢やビジョンを司るスピリチュアルなエネルギーです。
「吊られた男」は、ライダー版タロットにも「吊るされた男」として存在するカードですが、その絵柄の様相はずいぶんと異なっています。
男がその足を吊られているのは、エジプト十字に蛇の縄。両手と右足は壁にくぎ打ちされており、その背景には水を表す円盤があります。
吊られた「男」というカードの名前から、そこにいるのが男性であることがうかがえますが、よくよく見てみれば、それはまるで生気のない、人間なのか人形なのかわからないような人物。
なにより、その顔には目も、口も、耳も描かれていません。
男の頭部の下にはまた、蛇が渦巻いています。
このカードは、その絵柄全体で、「動かない様子」「動けない様子」、そして視覚や聴覚といった五感までもがすべて閉ざされている状態をあらわしています。
目も見えず、耳も聞こえず、この世のすべての感覚を失った状態でさらに身体の自由も奪われたとしたら…。
私たちからすれば、想像を絶する苦しみのように思えますが、この吊られた男は、自ら望んでそのような状態になっていると考えられています。
そのため、カードが出現した際の解釈でも、「自己犠牲」や「尽くす人」、「試練」というふうに読む場合もあります。
…では私たちがもし、このような状態になってしまったとしたら、私たちにできることは一体なんでしょうか??
「いや、こんな状態だったらたちまち死んでしまう!!何もできやしない…」
と思うのが普通でしょう。
けれど、このカードの男の頭から、蛇・床面に向かって伸びている光線のようなものが、我々にできることを暗示してくれています。蛇は、知恵の象徴。
そう、それは、「思考」であり「想像」なのです。
むしろ、ここまですべての感覚や自由を抑えられた状態にあっては、頭で考えること、想像すること以外、なにもできないのではないでしょうか。
あなたは普段、「思考」のその先にある「想像」の領域に、どのくらい足を踏み入れていますか?
何度か私の記事ではお伝えしていますが、
全人類共通に与えられた「自由」の一つに、「思考の自由」があります。
どんなに窮屈な場所で、行動に制限がかかっていたとしても、「思考」だけはいつ何時も、自由に使うことができるツールなのです。
今日は、魚宮にしっぽりと浸かった壁宿の日。
思考力を、創造力を、思い切り働かせましょう。
極限まで五感が閉ざされた状態でこそ研ぎ澄まされるのが、「第六感」です。
芸術やスピリチュアル、目に見えないエネルギーに触れてみるのに、最適な日。
誰しも必ず、目に見えないものとつながる感覚はもっているのですが、それが日常生活の中で発動していないだけ。
今日は少しだけ、想像・空想・夢の世界への意識旅行を楽しんでみてください。
今まで気づかなかった、本当の自分の気持ち、潜在意識からくくる願いや想いがそっと、あなたの意識の泉の水面に浮かび上がってくるかもしれません。
2023.8.5
壁宿の日
魚宮(柔軟の水)4足
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