【宿曜占星術×トートタロット】 7/13 畢宿の日

 畢宿の日 牛宮(牡牛座)のカード

~強固な基盤。所有する「財」について思案する~

 7/13は、畢宿の日。

畢宿は、不動の大地である牛宮に4足とも入る日。西洋占星術12サインとの対応は、牡牛座です。

今日は、トート・タロットにおける牡牛座のカードをご紹介しましょう。

 【アテュ】Ⅴ The Hierophant 神官

 【スモールカード】 ディスク5 Worry 心配

           ディスク6 Success 成功

           ディスク7 Failure 失敗

 牛宮は、現実に所有するモノや、お金に直結する大地のエネルギーであり、その中でも不動宮であるため、強固な基盤・現在自らが所有している財産の保守に意識が向いていきます。

 強そうな牡牛にどっしりと腰掛ける神官を描いたカードは、動かぬもの、不動の価値の象徴です。神官の周囲には、六芒星、五芒星、五芒星と連なっており、それは均衡のとれた「安定」をあらわしているようにも見えます。

 神官のカードの四隅にはケルビムの四聖獣が鎮座していますが、そこにも「動」のエネルギーは感じられず、カード自体が「守りのカード」であることを伝えています。

 スモールカードの中で、牡牛座に属するカードはディスクの5~7。

 ディスクの5では、5大元素(火・地・風・水・空)が描かれたディスクが不吉な逆五芒星を形成していて、収支のバランスが崩れることによる金銭面の不安が見て取れます。それは言い換えれば、支出より収入が多いことを示唆しているようにも。

 しかしそこに新たなディスクが加わってディスクの6になると、ディスク同士のバランスが取れて、エネルギーが良い形に変わっていますね。中心のバラ十字は太陽を表し、惑星が描かれた周囲のディスクはそれらが均等な力で美しく配置されています。

 収入<支出、であったディスクの5の状態に、新たなディスク(収入)が加わって収支のバランスが取れると、その取り組みは「成功」であると評価されるわけです。 

 けれどそこからさらにディスクが増えて7になると、様相は一変。背後の植物に絡みつかれたディスクに活気や動きはなく、「しがらみ」にとらわれた「悪銭」の要素を持ちます。

 互いに影響力を失ったディスクの配置は、動きが無さすぎるお金がその価値を失っていく様子をあらわしており、質の悪い財を抱え込むことが「失敗」であることを伝えています。

 お金やモノは、「入り」と「出」のバランスが良い状態になってこそ、その真価を発揮するのだと、これらのカードが教えてくれているのかもしれませんね。

 今日は、自分のお金の使い方、お金との付き合い方に、想いをめぐらせてみてください。

2023.7.13

畢宿の日

牛宮(不動の地)4足

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青山零

宿曜占星術師範
四柱推命講師
九星気学占術士
ホロスコープ(西洋占星術)マスター
トート・タロット、ウェイト版タロットリーダー

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