【宿曜占星術&ホロスコープ】で、新SNS「Threads」の未来を読む!今年、そして来年以降のSNSのカタチとは。

先日、「Threads」(スレッズ)という新SNS(交流サイト)がリリースされました。

「Threads」は、最大500文字のテキストや写真、最長5分の動画が投稿可能なテキスト共有SNS。

 近況を共有したり、他の利用者との会話に参加したりできるスタイルは、現行のTwitterと非常によく似ていますが、投稿できる文字数などに若干の違いがあるようです。

 既存のSNSであるInstagram(インスタグラム)を運営する米国のメタ社が、日本時間7/6にリリースしました。

 今回この「Threads」が、開発側の予想をはるかに超えたスピードでその規模を拡大しているというニュースが、インターネット上を賑わせています。

 7/6(日本時間)のリリース後1日経たないうちに、開設されたアカウントの数はなんと3,000万件を超えたそうです。

 日本時間の7/6は、宿曜暦で「危宿」の日でした。

危宿は、活動の風のサインである瓶宮(水瓶座)に4足とも属し、ルーラー(支配星)は天王星。

まさに未来的なテクノロジーを駆使したシステムがリリースされるには最適な日だったと言えます。

奇しくもこの危宿の日にリリースされたことが、Threadsの爆発的な拡散を後押ししたのかもしれません。

 また、今月(6/18~7/17)の宿は「参宿」。こちらも瓶宮と同様、風のサインである「夫妻宮」(双子座)に4足とも属している宿で、ルーラー(支配星)は言語や通信・コミュニケーション・人間関係を司る水星です。

 さらに言えば、今年の宿である「井宿」も、夫妻宮に3足、蟹宮(蟹座)に1足属している宿。

 年・月・日の宿すべてをかけわせても、風のエネルギーが圧倒的に強い情況の中で、満を持してThreadsが稼働開始した様相が見えてきて、とても興味深いです。

 さて、こうして宇宙のエネルギーに味方されて幸先のよいスタートを切ったThreadsですが、競合ひしめくSNS全盛時代にあって、今後はどのような位置づけになっていくのでしょうか。

 私がここで登場させたいキーワードは2つ。

実はこれは「Threads」だけでなく、これからのSNS全般に言えることなのですが…

・「同士」を、募る場。

・飾らない「リアル」がウケる。

 言語や情報、コミュニケーションを司る参宿月に産声をあげたThreadsですが、月の宿は7/18~「鬼宿」へと替わります。

鬼宿は、家や子ども、仲間を司る蟹宮(蟹座)に4足とも入った宿で、ルーラーは月です。

 家族や、家族のように大切にできる「仲間」への愛情にあふれた蟹宮のエネルギーは、ひとつの集団が「感情」という目に見えないものの影響を強く受けて、こぼれる水のように混沌とした広がりをみせることの暗示です。

 また、この「蟹宮」の影響力は、今年の鬼宿月の一時的なものにとどまりません。

 なぜなら先ほど述べたように、今年がすでに「井宿」の年であり、年の運気にも蟹宮のエネルギーが一部作用しています。

さらに言うと、来年2024年は「鬼宿」の年、続けて訪れる2025年は「柳宿」で、これはどちらも、蟹宮に4足とも入っている宿なのです。

 このように考えてみると、今年の鬼宿月を皮切りに、およそ2年以上にわたって、世の中に蟹宮のエネルギーが強力に作用しつづけることがあきらかになります。

 それを世の中の実際の現象に落とし込んでみると、今後SNSは、個人単位主体の単なる情報発信の場から、仲間同士が集まる「コミュニティの集合体」へと変化していくことでしょう。

 勿論そうした中では、実名が出ないからと軽々しく人を罵ったり、ただ注目を集めるためだけの、中身のない一発屋的な発言は自然に淘汰されていくであろうことは、想像に難くありません。

 そしてもう一つ。

「映える(ばえる)」という言葉に象徴されるような、SNSの中だけでの「作られた姿」が、今後は徐々に通用しなくなるであろうということです。

 今年の5月初旬から、大いなる天体である冥王星が逆行を開始。一時回座した水瓶座から、現在は山羊座に戻っています。

 冥王星は、世界情勢になかば不可抗力的に大きな変化をもたらす星ですが、ことさらに逆行中は、隠していたことが暴露される、いわゆる秘密がばれるという作用を強く我々に投げかけてきます。

 SNSでの成功が莫大な実利を生むようになった昨今、実際には持っていないものを自身のコレクションとして紹介したり、いもしない恋人や家族の写真を投稿して注目を集める手法も、かなりの数に上っていると聞きます。

 SNSの中だけの華やかな「嘘リアル」を作り出すために、精神的にも疲れてしまい、実生活に深刻な支障が出ている人も少なくないでしょう。スマホで「SNS」と入力すると、一番初めの予測変換に「SNS疲れ」と出てくるのは、まさにそんな現状の象徴だと苦笑いしてしまいます。

 しかし、冥王星の逆行は、そんな我々の「嘘リアル」をいつまでも見逃してくれるほど優しい星ではありません。

 今後は今まで隠していたこと、隠蔽されていたことが大っぴらにめくりあげられ、真実が全世界にさらられてしまうといった現象が、大きなものから小さなものまで多発していくでしょう。

そしてその一つとしてSNSにもその波が押し寄せるということです。

 だからこそ、SNSを最大限に有効活用したいなら、人としてのモラル・誠実さを思い切り発揮して、「ほんとうのこと」を発信していくことが大切です。

 派手なパフォーマンスや誇張表現は、最初のいっときは多くの注目を集めるかもしれません。しかし、外見だけを飾った中身のない発言、嘘の内容を含んだ発信は、決してその人気は長続きしません。

 それよりもむしろ、自分が本当に体験したこと、知っていることを丁寧に言葉にして、受け取る相手の立場に立った発信をする。

 ある程度時間はかかるかもしれませんが、最終的に「生き残っていく」のは、宇宙のことわりをもとに未来を読むならば、きっと後者であろうと私は感じています。

 今年の後半は、最先端テクノロジーや未来的思考、革命をつかさどる惑星である天王星の逆行も控えています。とくに、その天王星逆行中同時に水星逆行が起こる期間は、電子機器や通信関係、最先端のシステムに大きな不具合が生じる可能性が高まります。そのため、Threadsのような「時代の申し子」的な存在も、その歩みが止まるような災難に見舞われることもあるかもしれません。

(天王星と水星が両方逆行する期間は、2023年8月29日~9月16日と、12月13日~2024年1月2日までです。)

 どのような事態が起きてもパニックにならず、冷静に危機を乗り越えるためには、起こりそうなことをあらかじめ予測しておくこと、そしてその対処策をいくつか準備しておくことがとても重要です。

 万が一SNSが一斉に機能しなくなっても、本当の意味で「生きていけない!!」という状態にならないために。

 SNSという文明の利器の本質をしっかりと見極めましょう。

 いかにテクノロジーが発達しようとも、それを生み出し、使い、成長させているのは、私たち「人間」なのですから。

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青山零

宿曜占星術師範
四柱推命講師
九星気学占術士
ホロスコープ(西洋占星術)マスター
トート・タロット、ウェイト版タロットリーダー

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